自転車ヘルメットの規格とサイズの選び方
自転車用ヘルメットの選び方を、SG・JCF・CE EN1078など規格マークの見方、頭周の測り方とサイズ表の読み方、調整機構や重量の比べ方の順に整理。OGKカブトやカスクなどのモデルの公式スペックを例に解説します。

自転車用ヘルメットを選ぶときは、まず「どの規格に適合しているか」と「自分の頭周に合うサイズがあるか」を確認するのが基本です。この記事では、規格マークの見方、頭周の測り方、調整機構や重量の比べ方を、当サイトで紹介しているモデルの公式スペックを例に整理します。
2023年4月からの着用の努力義務
警察庁の案内では、改正道路交通法の施行により、令和5年(2023年)4月1日から全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務になりました。同じページでは、SGマークなど安全性を示すマークの付いたものを使い、あごひもを確実に締めるなど正しく着用するよう呼びかけています。通勤・通学や買い物など、日常の移動用にも1つ用意しておくと考えておくとよいでしょう。
規格・認証マークの見方
自転車用ヘルメットでよく目にする表示は次のとおりです。
- SG:製品安全協会の基準に基づくマーク。街乗りや子ども用のモデルで多く見られます
- JCF公認・JCF推奨:日本自転車競技連盟による表示。公認と推奨で位置づけが異なるため、表記をそのまま確認しましょう
- CE EN1078:欧州の自転車用ヘルメットの規格
当サイトのモデルでは、ブリヂストン Beak(ビーク)と子ども用のオージーケーカブト FOOMYがSG、オージーケーカブト CANVAS-SPORTSがJCF推奨、オージーケーカブト AERO-R2がJCF公認と表記されています。オージーケーカブト REZZA-3はJCF公認とEN1078、カスク MOJITO3とカスク VALEGROはCE EN 1078、WG11、JCF公認の表記です。参加したいイベントがある場合は、求められる規格を主催者の案内で事前に確認しておきましょう。
サイズは頭周を測ってから選ぶ
サイズ表記は頭周(cm)で示されるのが一般的です。メジャーを眉の少し上と後頭部のいちばん出ている部分に通して水平に測り、その数値がサイズ範囲の中ほどに入るモデルを候補にします。
- カスク MOJITO3・VALEGRO:S 50〜56cm、M 52〜58cm、L 59〜62cm
- REZZA-3:S/M 55〜58cm、M/L 57〜60cm、XL/XXL 61〜64cm
- AERO-R2:XS/S 54〜56cm、S/M 55〜58cm、L/XL 59〜61cm
- CANVAS-SPORTS:M/L 57〜59cmの1サイズ
- Beak:51〜57cm未満
- FOOMY:XS 47〜50cm未満(1〜3歳くらい)、S 50〜54cm未満(4〜6歳くらい)
同じ「Sサイズ」でもブランドによって範囲が大きく違う点に注意が必要です。たとえば頭周57cmなら、カスクではSとMの両方、REZZA-3ではS/MとM/Lの両方に入ります。範囲が重なるときは、横幅や前後の長さといった頭の形との相性も影響するため、可能であれば販売店で試着し、前後左右に揺すってずれないかを確かめましょう。子ども用は成長を見込んで大きめを選ぶのではなく、今の頭周に合うサイズを選ぶのが基本です。
調整機構とあごひも
後頭部のダイヤルで締め具合を調整するタイプが多く、カスクはOCTO FIT、AERO-R2はBOAフィットシステムを使ったKBF-2アジャスターを採用しています。REZZA-3は上下5段階、CANVAS-SPORTSは上下3段階でアジャスターの位置を変えられます。Beakは頭に合わせるサイズ調整バンドアジャスト付きです。あごひもは指1本が入る程度に締め、バックルの扱いやすさも確認しておきたいポイントです。FOOMYにはバックルを覆うシリコンのバックルカバーが付いています。
重量・装備の比べ方
メーカー公表の重量は、測ったサイズが異なるため単純比較はできませんが、目安として並べると次のとおりです。
- VALEGRO:180g(Sサイズ)
- MOJITO3:230g(Mサイズ)
- AERO-R2:245g(S/M、シールド未装着時)
- REZZA-3:260g(S/M、バイザー未装着時)
- CANVAS-SPORTS:280g(M/L)
- Beak:約310g
装備も用途選びの手がかりになります。AERO-R2はマグネット式のシールドを標準装備、REZZA-3は着脱できるフロントバイザーを同梱し、別売シールドにも対応します。CANVAS-SPORTSは後部と左右に大型リフレクターを備え、シリコンベルトタイプのテールライトを取り付けやすい形状です。夜間に乗る機会が多い人は、反射材の有無も比べておきましょう。
価格帯の目安
メーカー希望小売価格(税込、2026年11月3日時点)は、Beakが6,299円、CANVAS-SPORTSが7,260円、REZZA-3が12,100円、MOJITO3が24,200円、AERO-R2が29,700円、VALEGROが34,100円です。MOJITO3は一部カラーで価格が異なります。FOOMYはオープン価格です。
交換の目安
ヘルメットは一度大きな衝撃を受けると、外見に傷がなくても本来の性能を保てない場合があります。交換時期や点検の方法はメーカーの案内に従いましょう。AERO-R2のように破損交換制度の対象になっているモデルもあるので、購入時に条件を確認しておくと安心です。
まとめ
ヘルメット選びは、規格マークの確認、頭周の計測、サイズ範囲と調整機構のチェックという順番で進めると迷いにくくなります。街乗り中心ならSG表示や反射材のあるモデル、スポーツ走行ならJCFやEN1078表記のモデルも候補になります。ほかのモデルはヘルメットの一覧からも比べられます。



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